ネットを利用している間、自分や自分が大事に思っているものが誹謗中傷を受けると、誰でも怒りを感じるものです。
しかし、安易に対応して罵倒や暴言を返す等をしては騒ぎが大きくなり、場合によっては誹謗中傷を受けたはずの自分が反社会的な人間になってしまいかねません。
そこで、ここではネットで誹謗中傷を受けて怒りを感じた時、どうすれば良いのかを紹介していきます。
(誹謗中傷対策も参照)
■まずは冷静になること
最初に行うべき事は、冷静になる事です。
誹謗中傷を受けた対象が自分にとって大切であるほど、怒りを抑えるのは難しく、その場で即座に対応したくなるでしょう。
しかし、誰であれ怒りを感じている状態では有効な対策ができません。
言動が単純で粗野になってしまいますので、感情の赴くまま相手に罵声を浴びせると周囲の方達から同じ穴の狢であると判断されるでしょう。
冷静になって、自分はどうしたいのかを確認する事を最優先しましょう。
怒りを抑えるには、パソコンやスマートフォンの電源を落として落ち着くのが一番です。
また、自分は十分に怒ったと考えて、感情的な部分を満たしてやる等の方法もあります。
ネットという環境を活かして、気を紛らわせるサイトや動画を見るという方法もあるでしょう。
人によって冷静になる為の方法やプロセスは違うので、自分に合った方法を身に付けておくと役に立ちます。
■怒りを鎮めてくれる具体的な方法
冷静になって、自分がどうしたいのかを考えた後、答えによって取るべき方法は様々にあります。
まず、相手の言動が一過性のものであれば無視して構いません。
何の影響もないという事は、独り言と変わらないからです。
無視して普通のネット利用を続けると良いでしょう。
何らかの不利益が生じている場合は、警察や弁護士に相談する必要があります。
特に、実社会での身の危険や経済的な損失等が生じるのであれば、事は急を要します。
放っておくと取り返しのつかない事態になったり、被害が拡大したりする場合もあるので相談は早めにしておきましょう。
どうしても議論や討論をしなければならない、という場合は論拠の裏付けとなる証拠を揃えた上で挑む姿勢が必要です。
証拠集めを進める間に、相手が誹謗中傷しても仕方ないという結論が導き出される事もあります。
しかし、一方的な決めつけである場合も少なくないので、最終的な結論が出るまではしっかり調査を進めましょう。
人間は裏付けのある論拠を示されると、反論ができなくなります。
ネット上では言論の裏付けをしっかりした方が議論や討論に勝つので、裏付けの調査や想定問答等の下準備は怠らないようにしましょう。
言論の場合は、相手が1人でも複数でも変わりありませんから、冷静に対応すれば誰でも相手の論破は可能です。
最終更新日 2025年6月15日 by ekisai