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【1】日本ユニセフ協会とユニセフについて
ユニセフは、1946年12月11日に設立された国際連合総会の補助機関であると共にニューヨークに本部を置いている事でも知られていますが、国際連合児童基金と協力関係にある日本の公益法人ユニセフ協会(日本ユニセフ)が物議を度々醸し出しています。
国際連合児童基金は、1985年にノーベル平和賞を受賞した国際援助機関であり、第二次世界大戦敗戦後の1949年〜1964年にかけて脱脂粉乳や医薬品などを無償提供してくれた国際機関です。
現在では、子どもの条約である「児童の権利に関する条約」に基づいて開発途上国や内戦及び戦争の犠牲となっている子供達の救済に尽力を費やしていますが、日本の公益法人の協会の広告塔となっているアグネス・チャンが2010年ソマリアに行ったと嘘をついた事で大炎上した事があります。
嘘つきとされたアグネス・チャンは、外務省から退避勧告が出されている紛争国ソマリアに女性差別や子供達の現状などを視察する為に入国したとSNSに投稿し危険な訪問だと非難を受けたのですが、実は日本の一般的な女性も観光で訪れる非常に平和な共和制のソマリランドを訪問していた事がばれてしまった騒動です。
しかし、アグネス・チャンは嘘をついた事を反省や謝罪する事無く自分を偽善と批判した人間に対して何も出来ない貴方が偽善で批判している事でアグネス・チャンだけで無く協会まで批判されています。
【2】アグネス・チャンを解雇しなかったため協会が避難された
アグネス・チャンは、日本国籍でないどころか台湾国籍及び中国国籍も持たないイギリス国籍である事やSNSに白亜の宮殿をイメージさせる豪邸をSNSに投稿した事でも炎上しており、解雇しない事でも協会が非難されました。
また、アグネス・チャンの講演会は、1回数百万とする報道に反論した事で逆に1回の講演が100万円前後と露呈してしまった事があり、非難を浴び続ける現在もアグネス・チャン専用の講演申し込みサイトには協会の親善大使である事を利用しています。
世間から非難されるアグネス・チャンを広告塔にしている日本の公益法人のユニセフ協会は、国際連合総会の補助機関である国際児童基金と協力関係にある事を利用して様々な方法で善意の募金を集めアメリカに次ぐ世界2位の募金額を上納していますが、善意の募金総額の25%まで協会の運営資金に転用する事が可能な組織です。
この組織は、実際に2001年に東京都でも指折りの一等地とされる港区高輪に総工費25億円の自社ビルを建築してしまい、当時大きな非難を浴びた組織でる事から炎上タレントのアグネス・チャンを親善大使として使い続ける事の何の問題も無いとされています。
国際児童基金の親善大使の黒柳徹子さんは、自身の募金用の口座に振り込まれた募金100%をニューヨークの本部に送金していますが、協会では毎年募金総額の80%前後しかニューヨークの本部に送金していないのが実態です。
【3】募金総額のうち3億5000万円が運営費用に
2,017年度の募金総額は、約179億円と相変わらずアメリカに次ぐ世界2位ですが、募金総額の約19%に相当する3億5000万円が運営費用に転用されています。
この協会は、国際児童基金と名前が非常に似ている事から日本の公益法人である協会が国際連合総会の補助機関である国際児童基金と勘違いして募金をする人も多くいますが、別組織である事を明確に世間に知らしめる事無く募金を集め続けている事から非難されている公益法人です。
この公益法人は、天下り官僚や企業の元会長が理事や役員に数多く名を連ねている事から支給される給与や福祉の費用だけでも3億円を大きく超えるとされており、理事や役員を半分にするだけでも1億円〜2億円の善意の募金が正常な形で使われるとされています。
テレビCMやオフィシャルサイトでは、ウマラの生死を分けた3週間と銘打って月々3,000円のマンスリープログラムを呼びかけていますが、理事や役員の削減で約2,800人〜約5,600人が1年間マンスリープログラムに加入したのと同様の子供達を助ける事が出来るとされ、非常に無駄使いと矛盾の多い組織です。
【4】ユニセフ協会の存在があるから多くの子供の命を救うことができているのは事実
現在では、一々解約するのが面倒臭いと感じられる金額である3,000円からもっと効率よく高額な募金を集める事が出来る遺産寄付プログラムを展開しており、遺族も知らないうちに遺産寄付プログラムに加入していて家族関係に悪影響を及ぼす事もあり、理事や役員が自らの身を削る事無く募金額を増加させようとするこの協会の運営方針がSNSで批判されています。
過去には、非合法的に業者から購入した個人情報を使用してダイレクトメールを送りつけただけで無く、ダイレクトメールの送付先への電話連絡の対応が酷かったなどで消費者センターに苦情が山の様に寄せられた事に加え、大手企業の会長職にある役員が未成年の少女に淫らな行為を強要した事などアグネス・チャン以外にも不祥事が続く困った公益法人です。
近年では、募金の20%を転用している事を公正な行為とするCMを作成していますが、善意で募金する人は全額ニューヨークの本部に送金して欲しいと願っています。
とはいえ、日本ユニセフ協会が広報活動に力を入れているからこそ、募金がたくさん集まるのは当然事実であり、それがなければアフリカなどで多くの子供の命がもっと失われているという事実を知っておく必要はあるでしょう。
最終更新日 2025年6月15日 by ekisai