ピアノのレッスンには思考が大切

●ピアノレッスンの流れ

大人になってから始めたい楽器はいろいろとありますが、人気があるのは決まっています。ピアノを初めて習う人は、謙虚な気持ちで様々なことを乗り越えなくてはいけません。

レッスンで最初にやっていくことの中に、楽譜と鍵盤に慣れるというのがあります。楽譜の読み方を含めて、鍵盤でどの指を動かしていくのがいいのか、基本の動きを身につけていくことを習っていきます。

その為に何度も繰り返し同じ練習をすることになるので、あきらめないで続けることが上手になる秘訣です。またひとつ言えることは、上手になるには、あの人のようになりたいというモデルを持っていると、上達が早いといいますので見聞を広げることも大事なことです。

初心者のピアノは、片手で演奏することも練習のひとつです。継続して練習をすることによって、簡単なメロディを覚えることができますし、無理をしないでゆっくりと弾けるようになるとテンポが身についてきます。この練習によって脳が発達するような感覚が出てくるので、レッスンの流れを繰り返しやっていくことがベストです。

続いてクリアをしていくと、やっとレッスンでやっていくのが両手で演奏になります。両手を使うことは、慣れるしかないのですが、やさしい曲を覚えながら両手の感覚を鍛えていきます。

ここまでくると弾ける曲が増えてきますので、自分の気に入った曲が弾けるようになります。自分の好きな曲を弾けることによって、楽しみながらピアノを覚えることができ、またセッションなどもできるようになってくると、練習の幅が広がってきます。

●音楽は才能より努力

音楽には才能が必要だと考えている人も多いですが、才能よりも努力することの方が比重は大きいです。音を聞くことにはある程度才能がいりますが、弾くことには練習すると誰でもできるようになります。そんな可能性があるので、一生懸命に練習をして人に聞いてもらう喜びを味わうと、演奏を辞められなくなっていきます。 

習いたい人は教室では「お試しコース」などもあるので、教室で習うにはどのような雰囲気なのか、先生はどのような人なのかを知ると安心します。

兄弟で割引などをやっていることもあるので、習い事をさせたいときには兄弟の有無を知らせることもあります。レッスンの費用がどのくらいかかるのかは、たいていは案内書に載っていますが、月に5000円から1万円などが相場です。

中には人の紹介で教室を選ぶことも少なくありません。しかし、友人が通っているからといって、自分の子供が合うかどうかは別なので、しっかりとどのような体制でやっているのか中身を見て吟味する必要があります。

ピアノでは思考が行動を誘発します。そのために思考能力が長けてくると、指先の器用さが増してくるので、より難しいテクニックを覚えていく場合には思考を鍛えることが近道です。

人を感動させるには、感情を表してダイナミックに弾く場合もありますし、また悲しいメロディで弾くこともあります。その時々で感情から感覚が生まれてくるのは、ピアノ演奏の醍醐味です。

●ピアノの魅力とは

聴いている人が胸を打たれて感動するような演奏をするには、どうしたらいいのかを考えるのではなく、思考から変えてみることが新しい自分を見つけるチャンスです。それだけ音楽は置くが深い分野になります。

長年習っている人の中には、年齢を重ねていき自分が体験したこと成長したことで表現力が増してきます。音楽をやっている人は表現力を付けることが難しいと感じている人もいますが、この表現力こそが思考から来るものだとわかってくると音楽の幅が広がります。

演奏会などでも経験することが、緊張を表したり楽しさや嬉しさになっていきます。またレッスンを習っている人は、幼児からではなく二十歳から始める人もいれば、八十歳から始める人もいます。

年齢層が関係なくチャレンジすることができるのもピアノの魅力です。指先を動かすことによって、認知症の予防にもなりますし、やり始めて遅いということはありません。

先生との出会いをキッカケにして、プロになる人もいます。失敗から再起した人や、不遇な状況から脱却した人など、恵まれない環境からも音楽は人々を救ってくれます。人生をやり直すときにも大いに役立つことは間違いないので、心を落ち着かせて音楽に身を置いてみるのもひとつの方法です。

最初は目的が無かったり曖昧でも、成功を収めた人の例を身近に見聞きすることで気持ちに余裕が出てきます。理想の人生を送るためにやっている人もいれば、価値観を広げるためにやっている人もいます。これらはちょっとしたことでも挫折をしない秘訣にもなりますし、音楽を愛する人は優しさにあふれる人が多い理由です。

物事の価値観を広げてあげたいと考えている親がいるとしたら、子供には積極的に音楽に接するように促します。その日々の取組みが点となって未来に繋がっていくことが、やっていて良かったと思える瞬間となります。

最終更新日 2025年6月15日 by ekisai