内科と外科の違い

体調が悪いとき何科に行く??

体調が悪くて病院に行きたいけれど、内科と外科のどちらに行けばいいのかわからない、という時があります。
そんな判断のし難い症状の場合には、まずは内科に行くことがオススメです。
そこで見てもらった後に外科の治療が必要と判断された場合には外科をすすめられます。

具体的な違いとしては、内科は主に体の内臓を診療して治療する科の総称になります。
最初に受診する診療科のため適切な治療を受けるための診察を行うところでもあります。

風邪や腹痛などの症状やちょっとした傷であればこの科で十分に治療することが可能です。
しかし、思わぬ原因で引き起こされている病気やひどい怪我の場合の場合には、専門科に紹介をしていきます。

また、細かく分かれており消化器、呼吸器、循環器、神経、血液、腎臓、内分泌などの専門に分化しています。
近年では専門分科による弊害も目立ってきていることから、大きく見直されており総合診療部としている総合病院も増えています。

メスを握るか握らないかの違い

外科との大きな違いは、メスを握るか握らないかの違いがあります。
外科の場合は病気になっている部分を手術で取り除いたり、大きな怪我の治療などを行っていきます。

二つの科では治療方法も違えば診察方法や薬の内容も大きく異なってきます。
これは個人によって体質や病気、怪我に大きな差であるためです。
内科で間違いやすいのが、胃腸科や消化器科になります。

胃腸科は文字通り胃と腸の疾患の診断や治療を専門に行っています。
しかし、診断では消化器内科と同じことができる施設もあるため混同しやすいのが特徴です。

診断は聴診器などのほか、超音波検査やCT検査などで肝臓や胆嚢などの診断もできますが、治療は行っていないとされています。
消化器に問題がある場合には、治療することが行えますが、手術が必要となった場合には消化器外科で治療していきます。

精神的なものが体調の悪さとして現れる

また、精神的なものが体調の悪さとして現れることもあります。
うつ病などは頭痛やめまい、動悸や息苦しさなどの症状が現れますが、精神ではなく体の不調として判断してしまうこともあります。

慢性的に体の症状に悩んでいると精神科を紹介されるというケースもありますが、体ではなく精神的な問題によって不調が現れているということは十分に考えられます。

自分が苦しんでいる症状を解決するためには、最も適切な医師を紹介してもらうということは重要なことといえます。
どの科であれ、不調を改善するにはしっかり治療することが大切です。

最終更新日 2025年6月15日 by ekisai